“稗搗節”の読み方と例文
読み方割合
ひえつきぶし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
越せば「庭の山しゆの木 鳴る鈴かけてヨ」の稗搗節ひえつきぶしで名高い椎葉の里となる——の野生の茶の木の新芽のよしで
お茶好き小話 (新字旧仮名) / 吉野秀雄(著)
ほへ子申すに「はに子さんは稗搗節ひえつきぶしの名手ですよ」とある。「ヒエツキ節?」と、それからの話題が、ややしばらく、平家部落の五箇ノ庄や椎葉村のことに飛ぶ。
随筆 新平家 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
色は黒いが、いい声で稗搗節ひえつきぶしをうたう。
あなたも私も (新字新仮名) / 久生十蘭(著)