“蓮根”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
れんこん79.4%
はす8.8%
ハスネ8.8%
はすね2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あれで、なかなか、蓮根れんこん食いやけ、そんな野暮はせんやろ。話したってええやないか。どうせ、このままでは、すみはすまいもん」
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
蓮根はす蓮根はすとははず、蓮根れんこんとばかりとなふ、あぢよし、やはらかにして東京とうきやう所謂いはゆる餅蓮根もちばすなり。郊外かうぐわい南北なんぼくおよみな蓮池はすいけにて、はなひらとき紅々こう/\白々はく/\
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
其を見て居た寺の婢女メヤツコが、其はまだ若い、まう半月もおかねばと言つて、寺領の一部に、蓮根ハスネを取る爲に作つてあつた蓮田ハチスダへ、案内しよう、と言ひ出した。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
其を見て居た寺の婢女めやつこが、其はまだ若い、まう半月もおかねばと言つて、寺田の一部に蓮根はすねを取る為に作つてあつた蓮田はちすだへ案内しようと言ひ出した。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)