“れんこん”の漢字の書き方と例文
語句割合
蓮根100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だが、その人達が、ほりばたまで来て見たときは、すでにその子は救われていた。掘りたての蓮根れんこんみたいに上げられて、わんわん泣きぬいていた。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
私は、蓮根れんこんの穴の中に辛子からしをうんとめてげた天麩羅てんぷらを一つ買った。そうして私は、母とその島を見ながら、一つの天麩羅を分けあって食べた。
風琴と魚の町 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
彼の足は蓮根れんこんのやうに細つてゐるがまだ歩調はしつかりして居る。庭門をくぐるとき彼は思ひ出したやうにまた云つた。
(新字旧仮名) / 岡本かの子(著)