“紅々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あかあか72.2%
あかく11.1%
あか/\11.1%
こう/\5.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
好きな巻煙草(まきたばこ)をもそこへ取出して、火鉢の灰の中にある紅々(あかあか)とおこった炭の焔(ほのお)を無心に眺(なが)めながら、二三本つづけざまに燻(ふか)して見た。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
群木(ぐんぼく)は少(すこ)しく霜を染(そめ)て紅々(あかく)、連山(れんざん)は僅(わづか)に雪を載(のせ)て白々(しろし)。
入梅(つゆ)になッてからは毎日(まいにち)の雨降(あめふり)、其(それ)が辛(やつ)と昨日(きのふ)霽(あが)ツて、庭柘榴(ざくろ)の花に今朝(けさ)は珍(めづ)らしく旭(あさひ)が紅々(あか/\)と映(さ)したと思(おも)ツたも束(つか)の間(ま)、午後(ごゝ)になると、また灰色(はいいろ)の雲(くも)が空(そら)一面(いちめん)に擴(ひろ)がり
虚弱 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
蓮根(はす)、蓮根(はす)とは言(い)はず、蓮根(れんこん)とばかり稱(とな)ふ、味(あぢ)よし、柔(やはら)かにして東京(とうきやう)の所謂(いはゆる)餅蓮根(もちばす)なり。郊外(かうぐわい)は南北(なんぼく)凡(およ)そ皆(みな)蓮池(はすいけ)にて、花(はな)開(ひら)く時(とき)、紅々(こう/\)白々(はく/\)。
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)