“旭”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あさひ90.5%
9.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「木曾のごときは、くに亡ぶ家なるを、あさひ将軍以来の名門とて、父信玄がむすめまでとつがせて、一族並に待遇して来たものではないか」
新書太閤記:06 第六分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しきりに起こる排外の沙汰さた。しかも今度のあさひ茶屋での件は諸外国との親睦しんぼくを約した大坂西本願寺会見の日から見て、実に二日目の出来事だ。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
そのうちに東の空はほのぼのと明け渡って、向うの庭の枯れ木立の間から眩しいの光りが、このへやの中へ一パイにし込みました。
白髪小僧 (新字新仮名) / 夢野久作杉山萠円(著)
朝靄あさもや山の腰をめぐりて高くあがらず淺間が嶽に殘る雪の光にきらめきたり滊車の走るに兩側を眺むる目いそがはし丘を
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)