“親睦”の読み方と例文
読み方割合
しんぼく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
樺太からふとハロ人雑居ノ地ナルヲもっテ、彼此ひし親睦しんぼく、事変ヲ生ゼザラシメ、シカル後手ヲ下シ、功ヲ他日ニ収メン」とするものであり
石狩川 (新字新仮名) / 本庄陸男(著)
しきりに起こる排外の沙汰さた。しかも今度のあさひ茶屋での件は諸外国との親睦しんぼくを約した大坂西本願寺会見の日から見て、実に二日目の出来事だ。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
装束しょうぞくを解いて、書院へ上がった。やがて室をかえてから昼餐ちゅうさんが運ばれ、主客の歓語は、さすがに親睦しんぼくであった。
新書太閤記:10 第十分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)