“しんぼく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
親睦54.2%
神木33.3%
神卜4.2%
信睦4.2%
神僕4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しきりに起こる排外の沙汰さた。しかも今度のあさひ茶屋での件は諸外国との親睦しんぼくを約した大坂西本願寺会見の日から見て、実に二日目の出来事だ。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
神木しんぼくの上にけられている忍剣をのぞいては、すべての生物いきものに、天国そのままな秋の朝だ。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
管輅かんろと申せば、世上、神卜しんぼくの達人として、知らない者はありません」
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「まことに稀有けう神卜しんぼくであった。管輅に人を派して今一度よびよせよ」
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
肝心の京都からして信睦しんぼくの実を示さないなら、諸外国の態度はどうひっくりかえるやも測りがたい時であると申し上げた。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
帝はじめ列藩の諸侯が日本人民のために広く信睦しんぼくを求め、互いに誠実をもって交わろうということは、各国においてもかねがね渇望したところである、今後は帝の朝廷を日本の主府と仰いで
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
依撒伯拉何々イサベラなになにの墓だの、神僕しんぼくロギンの墓だのというかたわらに、一切衆生悉有仏生いっさいしゅじょうしつうぶっしょうと書いた塔婆とうばなどが建ててあった。全権公使何々というのもあった。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)