“あさひ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
36.8%
朝日22.6%
朝陽21.8%
旭日12.8%
朝暾3.0%
旭光2.3%
0.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかも今度のあさひ茶屋での件は諸外国との親睦しんぼくを約した大坂西本願寺会見の日から見て、実に二日目の出来事だ。
夜明け前:03 第二部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
この辺はあさひ町の遊廓が近いので、三味さみや太鼓の音もするが、よほど鈍く微かになって聞えるから、うるさくはない。
独身 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
朝日あさひなみ躍出をどりいでるやうな元氣げんきひと何時いつもつなければならぬ。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
片側かたかは朝日あさひがさし込んでるので路地ろぢうち突当つきあたりまで見透みとほされた。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
眼のまえの加茂川に耀かがやいた紅波こうはを見て、後ろなる三十六峰の背から朝陽あさひが昇ったのを知ったからである。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
黄金おうごんくさりむねにたらした銀色ぎんいろの十、それが、朝陽あさひをうけて、ギラギラ光っている。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
信長は一隅の柿の木の下にたたずんで旭日あさひにてらてら耀かがやいている真っ赤な実の、枝もたわわな姿に眼をまされていた。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
よしやあたたかならずとも旭日あさひきら/\とさしのぼりて山々の峰の雪に移りたる景色、くらばかりの美しさ
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
遠くの愛宕あたごから西山の一帯は朝暾あさひを浴びて淡い藍色あいいろに染めなされている。
黒髪 (新字新仮名) / 近松秋江(著)
暖かい、冬の朝暾あさひを映して、若い力のうちに動いている何物かが、利平を撃った。
(新字新仮名) / 徳永直(著)
姉と娘との間に立ッて、自分は外庭の方へ廻ッて往ッたが、見つけた、向うの垣根かきねの下に露を含んで、さも美しく、旭光あさひに映じて咲いていたの花を見つけた。
初恋 (新字新仮名) / 矢崎嵯峨の舎(著)
翌朝よくあさ銅鑼どらおどろ目醒めさめたのは八三十ぷんで、海上かいじやう旭光あさひ舷窓げんさうたうして鮮明あざやか室内しつないてらしてつた。
吾が體内へ飮料食物を吸收するといふでも無く、意念の火の手を特に擧げるといふでも無いのに、午前一時より二時半頃までの氣合に比して、天明らかにあさひ昇る頃の氣合は、大に相違するで有らう。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)