“祈念”の読み方と例文
読み方割合
きねん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふと庭前を見ると、そこにおおきな岩がある。玄徳はじっと見ていたが、何思ったか、天に祈念きねんをこらし、剣を抜いて振りかぶった。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
毎々つねづね申され候事に、神道を明白に人々の腹へ入る如く書を著し、 天朝より開板して天下へ御頒示はんじされたしとしきり祈念きねん仕り居られ候。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
神々かう/″\しき朝日あさひむかつて祈念きねんこらしたこともあつたのです。ふとおもあたつたときにはかれおもはずをどあがつてよろこんださうです。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)