“きねん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
記念41.7%
祈念27.1%
紀念22.9%
忌年6.3%
気念2.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宗助そうすけしもんで、この記念きねんおほ横手よこてときかれ細長ほそなが路次ろじ一點いつてんちた。さうしてかれかよはないさむさのなかにはたとまつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
毎々つねづね申され候事に、神道を明白に人々の腹へ入る如く書を著し、 天朝より開板して天下へ御頒示はんじされたしとしきり祈念きねん仕り居られ候。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
貴君きくん! この新造巡洋艦しんざうじゆんやうかんに「」と命名めいめいされたのはまつたきみ想像さうざうごと日出雄少年ひでをせうねん紀念きねんためつてもよいのです。
「越後どの。ご存知ないか。尊氏の父貞氏が亡くなったのは、たしか四年前の九月五日だ。——ところが今日はこれ十月の二十一日。忌年きねんにも命日にも当っていませぬぞ」
たとえ、たおせないまでも、不意ふいをうって、かれの邪法じゃほう気念きねんをやぶってやろう。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)