“祈年”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
トシゴヒ75.0%
としごい25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
実は一年間の農村行事を予め祝うたにう木・削掛ケヅリカケの類で、更に古くは祈年トシゴヒに神を招ぎ降す依代であつたものらしい。
髯籠の話 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
而も祓へ・占ひ・まじなひなどの外は、よごとの語義に関係の深い「祈年トシゴヒ呪言(穀言)」・「長寿呪言(齢言)」すら、ほかひの範囲から逸れて了ふ事になつた。
国文学の発生(第二稿) (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
いつの時代から始まったろうかということ、これと古くからあった祈年としごい新嘗にいなめの二つの祭とは、いかなる関係があるのか、または全く別々のものなのだろうかということである。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)