“祈誓”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きせい88.9%
いのり11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うしろになしいそぐに瀬戸せと染領そめりやうきよき小川を打渡り心は正直しやうぢきぺんの實意ぞ深き洲崎村すさきむら五里の八幡やはたも駕籠の中祈誓きせい
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
福徳の大神おほかみ祈誓きせいをかけたからで、その証拠にはあの男が絵を描いてゐる所を、そつと物陰ものかげから覗いて見ると、必ず陰々として霊狐の姿が、一匹ならず前後左右に
地獄変 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
なほさいはひを神に祈るとて、三八巫子かんなぎ祝部はふりを召しあつめて、三九御湯みゆをたてまつる。そもそも当社に祈誓いのりする人は、四〇数の祓物はらへつものそなへて御湯みゆを奉り、吉祥よきさが凶祥あしきさがうらなふ。