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物陰
ふりがな文庫
“物陰”の読み方と例文
読み方
割合
ものかげ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ものかげ
(逆引き)
驚怖
(
きやうふ
)
の
餘
(
あま
)
り
物陰
(
ものかげ
)
に
凝然
(
ぢつ
)
と
潜伏
(
せんぷく
)
して
居
(
ゐ
)
た
鷄
(
とり
)
は
次
(
つぎ
)
の
朝
(
あさ
)
漸
(
やうや
)
く
他
(
た
)
の
鷄
(
とり
)
の
群
(
むれ
)
に
交
(
まじ
)
つて
歩
(
ある
)
いたけれど
幾
(
いく
)
らかまだ
跛足
(
びつこ
)
曳
(
ひ
)
いて
居
(
ゐ
)
た。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
福徳の
大神
(
おほかみ
)
に祈誓をかけたからで、その證據にはあの男が繪を描いてゐる所を、そつと
物陰
(
ものかげ
)
から覗いて見ると必ず陰々として靈狐の姿が、一匹ならず前後左右に
地獄変
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
しかし
蠅
(
はえ
)
を取りつくすことはほとんど
不可能
(
ふかのう
)
に近いばかりでなく、これを
絶滅
(
ぜつめつ
)
すると同時に、
蛆
(
うじ
)
もこの世界から
姿
(
すがた
)
を消す、するとそこらの
物陰
(
ものかげ
)
にいろいろの
蛋白質
(
たんぱくしつ
)
が
腐敗
(
ふはい
)
して
蛆の効用
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
物陰(ものかげ)の例文をもっと
(8作品)
見る
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
陰
常用漢字
中学
部首:⾩
11画
“物”で始まる語句
物
物凄
物語
物憂
物識
物怪
物騒
物置
物音
物思
“物陰”のふりがなが多い著者
樋口一葉
国木田独歩
長塚節
吉川英治
海野十三
芥川竜之介
寺田寅彦