“不可能”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふかのう80.0%
あらぬ6.7%
できな6.7%
インポシブル6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
不可能ふかのうで、また其目的そのもくてきのみの大學だいがくでもなし博物館はくぶつくわんでもない、ゆゑ今一息いまひといきといふ岡目をかめひやう其所そこ突入とつにふするだけの餘地よちいでもい。
「ほんに、すっかり生きている——絵空ごとと世に言って、不可能あらぬものを、作り出すことにたとえるが、しこのように美くしい、ほんものの人間が、たった一人でも此の世にいたなら——」
艶容万年若衆 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
葡萄大谷ぶどうおおやの別天地は生気溌溂はつらつたる緑葉に埋もれ、人々は甦生そせいの力に溢れ、あるいは鉱山の発掘に、または武術の鍛練に、勤むべきが普通つねであったのに、今年はそれが不可能できなかった。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
「もう、東京が一人歩きできますか?」と聞いてみたら、少年は困ったように肩をつぼめて、不可能インポシブルな様子を示した。
ナリン殿下への回想 (新字新仮名) / 橘外男(著)