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不可能
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ふかのう
ふりがな文庫
“
不可能
(
ふかのう
)” の例文
不可能
(
ふかのう
)
で、
又
(
また
)
其目的
(
そのもくてき
)
のみの
大學
(
だいがく
)
でもなし
博物館
(
はくぶつくわん
)
でもない、
故
(
ゆゑ
)
に
今一息
(
いまひといき
)
といふ
岡目
(
をかめ
)
の
評
(
ひやう
)
が
其所
(
そこ
)
に
突入
(
とつにふ
)
するだけの
餘地
(
よち
)
が
無
(
な
)
いでも
無
(
な
)
い。
探検実記 地中の秘密:01 蛮勇の力
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
苟且
(
かりそめ
)
にも
血液
(
けつえき
)
の
循環
(
じゆんくわん
)
が
彼等
(
かれら
)
の
肉體
(
にくたい
)
に
停止
(
ていし
)
されない
限
(
かぎ
)
りは、一
旦
(
たん
)
心
(
こゝろ
)
に
映
(
うつ
)
つた
女
(
をんな
)
の
容姿
(
かたち
)
を
各自
(
かくじ
)
の
胸
(
むね
)
から
消滅
(
せうめつ
)
させることは
不可能
(
ふかのう
)
でなければならぬ。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
これは
容易
(
ようい
)
ならぬ
爲事
(
しごと
)
であるが、しかしながら
單
(
たん
)
に
困難
(
こんなん
)
であるだけであつて
決
(
けつ
)
して
不可能
(
ふかのう
)
ではない。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
濱口内閣
(
はまぐちないかく
)
の
出來
(
でき
)
る
以前
(
いぜん
)
に
左樣
(
さやう
)
なことが
出來
(
でき
)
たらうか、
恐
(
おそ
)
らくは
不可能
(
ふかのう
)
であつたらうと
思
(
おも
)
はれる。
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
だが、萬々一金之助が下手人だとしたところで、俵屋の家は
鐵桶
(
てつとう
)
のやうに嚴重に締つてゐた筈です。それを外から開けて入るといふことは、先づ絶對に
不可能
(
ふかのう
)
のことです。
銭形平次捕物控:311 鬼女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
しかし
蠅
(
はえ
)
を取りつくすことはほとんど
不可能
(
ふかのう
)
に近いばかりでなく、これを
絶滅
(
ぜつめつ
)
すると同時に、
蛆
(
うじ
)
もこの世界から
姿
(
すがた
)
を消す、するとそこらの
物陰
(
ものかげ
)
にいろいろの
蛋白質
(
たんぱくしつ
)
が
腐敗
(
ふはい
)
して
蛆の効用
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
それも「
常盤
(
ときわ
)
」の「しるこ」に
匹敵
(
ひつてき
)
するほどの
珈琲
(
コーヒー
)
を
飮
(
の
)
ませるカツフエでもあれば、まだ
僕等
(
ぼくら
)
は
仕合
(
しあは
)
せであらう。が、かう
云
(
い
)
ふ
珈琲
(
コーヒー
)
を
飮
(
の
)
むことも
現在
(
げんざい
)
ではちよつと
不可能
(
ふかのう
)
である。
しるこ
(旧字旧仮名)
/
芥川竜之介
(著)
従
(
したが
)
ってその
全部
(
ぜんぶ
)
を
公開
(
こうかい
)
することは
到底
(
とうてい
)
不可能
(
ふかのう
)
で、
私
(
わたくし
)
としては、ただその
中
(
なか
)
から、
心霊的
(
しんれいてき
)
に
観
(
み
)
て
参考
(
さんこう
)
になりそうな
個所
(
かしょ
)
だけを、
成
(
な
)
るべく
秩序
(
ちつじょ
)
を
立
(
た
)
てて
拾
(
ひろ
)
い
出
(
だ
)
して
見
(
み
)
たに
過
(
す
)
ぎません。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
なぜなら
子供
(
こども
)
の
頭
(
あたま
)
で、いつまでも、
町
(
まち
)
をおぼえていることは
不可能
(
ふかのう
)
であったから……。
びんの中の世界
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
殊
(
こと
)
に
新
(
あたら
)
しい
專門的術語
(
せんもんてきじゆつご
)
はおほくは
日本化
(
にほんくわ
)
することが
困難
(
こんなん
)
でもあり、また
不可能
(
ふかのう
)
なのもあるので
便宜上
(
べんぎじやう
)
外語
(
ぐわいご
)
をそのまゝ
日本語
(
にほんご
)
として
使用
(
しよう
)
してゐるのが
澤山
(
たくさん
)
あるが、
勿論
(
もちろん
)
これは
當然
(
たうぜん
)
のことで
国語尊重
(旧字旧仮名)
/
伊東忠太
(著)
不可能
(
ふかのう
)
であるならば、あの
時
(
とき
)
の
爲替相場
(
かはせさうば
)
四十三
弗
(
ドル
)
四
分
(
ぶん
)
の三は
到底
(
たうてい
)
維持
(
ゐぢ
)
は
出來
(
でき
)
ないのであつて、
段々
(
だんだん
)
下
(
さが
)
つて
來
(
く
)
ることは
明
(
あきら
)
かなことで、あの
時期
(
じき
)
に
爲替相場
(
かはせさうば
)
が
極端
(
きよくたん
)
に
下
(
さが
)
つたならば
金解禁前後の経済事情
(旧字旧仮名)
/
井上準之助
(著)
お富を一人殘して、徳之助だけ店へ歸すのは、彦兵衞の方では
不可能
(
ふかのう
)
なことでした。
銭形平次捕物控:075 巾着切の娘
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
譬
(
たとへ
)
て
見
(
み
)
れば
彼等
(
かれら
)
は
狹
(
せば
)
いとはいひながら
跳
(
はね
)
ては
越
(
こ
)
せぬ
堀
(
ほり
)
を
隔
(
へだ
)
てゝ、
然
(
し
)
かも
繁茂
(
はんも
)
した
野茨
(
のばら
)
や
川楊
(
かはやなぎ
)
に
身
(
み
)
を
沒
(
ぼつ
)
しつゝ
女
(
をんな
)
の
軟
(
やはら
)
かい
手
(
て
)
を
執
(
と
)
らうとするのである。
其
(
そ
)
れは
到底
(
たうてい
)
相
(
あひ
)
觸
(
ふ
)
れることさへ
不可能
(
ふかのう
)
である。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
實際
(
じつさい
)
地震
(
ぢしん
)
の
豫知問題
(
よちもんだい
)
の
解決
(
かいけつ
)
は
至難
(
しなん
)
の
業
(
わざ
)
であるに
相違
(
そうい
)
ない。
然
(
しか
)
しながら
決
(
けつ
)
して
不可能
(
ふかのう
)
のものとは
思
(
おも
)
はない。
著者
(
ちよしや
)
の
如
(
ごと
)
きは、
此問題
(
このもんだい
)
は
既
(
すで
)
にある
程度
(
ていど
)
までは
机上
(
きじよう
)
に
於
(
おい
)
て
解決
(
かいけつ
)
せられてゐると
思
(
おも
)
つてゐる。
地震の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
頂上
(
ちようじよう
)
近
(
ちか
)
くに
茶店
(
ちやみせ
)
、
宿屋
(
やどや
)
數軒
(
すうけん
)
あり、
冬季
(
とうき
)
でも
登攀
(
とうはん
)
不可能
(
ふかのう
)
でない。
火山の話
(旧字旧仮名)
/
今村明恒
(著)
それを
明
(
あき
)
らめることは
不可能
(
ふかのう
)
でなければならぬ。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
可
常用漢字
小5
部首:⼝
5画
能
常用漢字
小5
部首:⾁
10画
“不可能”で始まる語句
不可能である