“血液”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けつえき57.1%
ちしほ28.6%
14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
人間だって血液けつえきの赤い色と毛髪もうはつの色などをとりのぞけば、からだじゅうが無色むしょく透明とうめいになってしまうんだ。ガラスとたいしてちがわないよ
汽車が逢坂山を越えて瀬田川を渡つて、未知の山水を送迎し始めてから三藏は血液ちしほが湧くやうに覺えた。この感じは嘗て瀬戸内海の船でも經驗した。
俳諧師 (旧字旧仮名) / 高浜虚子(著)
私の推察が当ってるとすれば明日の解剖では、多分、血液は鮮かな紅色で凝固る性質を失って居る上に、一番素人にも判るのは、肺の中に煤を吸い込んで居るだろうと思います
越後獅子 (新字新仮名) / 羽志主水(著)