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血液
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けつえき
ふりがな文庫
“
血液
(
けつえき
)” の例文
人間だって
血液
(
けつえき
)
の赤い色と
毛髪
(
もうはつ
)
の色などをとりのぞけば、
体
(
からだ
)
じゅうが
無色
(
むしょく
)
で
透明
(
とうめい
)
になってしまうんだ。ガラスとたいしてちがわないよ
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
苟且
(
かりそめ
)
にも
血液
(
けつえき
)
の
循環
(
じゆんくわん
)
が
彼等
(
かれら
)
の
肉體
(
にくたい
)
に
停止
(
ていし
)
されない
限
(
かぎ
)
りは、一
旦
(
たん
)
心
(
こゝろ
)
に
映
(
うつ
)
つた
女
(
をんな
)
の
容姿
(
かたち
)
を
各自
(
かくじ
)
の
胸
(
むね
)
から
消滅
(
せうめつ
)
させることは
不可能
(
ふかのう
)
でなければならぬ。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
第二に
鈍液
(
どんえき
)
と名づくるのがある。これが逆かさに上ると神経が
鈍
(
にぶ
)
くなる。次には
憂液
(
ゆうえき
)
、これは人間を陰気にする。最後が
血液
(
けつえき
)
、これは
四肢
(
しし
)
を
壮
(
さか
)
んにする。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
夜の
静
(
しず
)
けさのうちに
動脈
(
どうみゃく
)
をふくらます
血液
(
けつえき
)
の音、ありとあらゆるものが、みな
音楽
(
おんがく
)
である。
ジャン・クリストフ
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
人間の
体
(
からだ
)
の
血液
(
けつえき
)
を
透明
(
とうめい
)
にしてしまえば、体じゅうが透明になるわけだからな。そうなれば、ぼく
自身
(
じしん
)
、透明になることはわけないというわけさ。
透明人間
(新字新仮名)
/
ハーバート・ジョージ・ウェルズ
(著)
▼ もっと見る
彼等
(
かれら
)
は
殆
(
ほとん
)
ど
冷却
(
れいきやく
)
しようとしつゝある
肉體
(
にくたい
)
の
孰
(
いづ
)
れの
部分
(
ぶぶん
)
かに
失
(
うしな
)
はれんとしてほつちりと
其
(
その
)
俤
(
おもかげ
)
を
止
(
と
)
めて
居
(
ゐ
)
た
青春
(
せいしゆん
)
の
血液
(
けつえき
)
の一
滴
(
てき
)
が
俄
(
にはか
)
に
沸
(
わ
)
いて
彼等
(
かれら
)
の
全體
(
ぜんたい
)
を
支配
(
しはい
)
し
且
(
かつ
)
活動
(
くわつどう
)
せしめたかと
思
(
おも
)
ふやうに
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
“血液”の解説
血液(けつえき、en: blood)は、動物の体内を巡る主要な体液で、全身の細胞に栄養分や酸素を運搬し、二酸化炭素や老廃物を運び出すための媒体である。
(出典:Wikipedia)
血
常用漢字
小3
部首:⾎
6画
液
常用漢字
小5
部首:⽔
11画
“血”で始まる語句
血
血眼
血腥
血統
血汐
血痕
血潮
血飛沫
血相
血糊