“冷却”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
れいきやく44.4%
れいきゃく22.2%
さま22.2%
ひえき11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また鎔岩ようがん次第しだい冷却れいきやくしてるとどんな成分せいぶんのものも流動りゆうどうがたくなり、其後そのご固形こけい岩塊がんかい先頭せんとう岩塊がんかいえて前進ぜんしんするのみである。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
冷却れいきゃくしてのち飛散ひさんするとすれば、高尚こうしょうなるほとんかみごと智力ちりょくそなえたる人間にんげんを、虚無きょむより造出つくりだすの必要ひつようはない。そうしてあたかあざけるがごとくに、またひと粘土ねんどする必要ひつようい。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
全体この角煮はそう蘇東坡そとうば工風くふうした料理だといって支那人は東坡肉と号するが、最初は今いった通り杉箸すぎばしの通るまで湯煮ゆでてそれを冷却さましておく。
食道楽:春の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
夜のような深い静寂な底は、からだも痺れるほど冷却ひえきった清水が湧いていて、まるで氷が張っているような冷たさであった。その底に一つの人取亀がぴったりと腹這うていた。
幼年時代 (新字新仮名) / 室生犀星(著)