冷却ひえき)” の例文
夜のような深い静寂な底は、からだも痺れるほど冷却ひえきった清水が湧いていて、まるで氷が張っているような冷たさであった。その底に一つの人取亀がぴったりと腹這うていた。
幼年時代 (新字新仮名) / 室生犀星(著)