“湯煮”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆで50.0%
ゆだ37.5%
ゆに12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは法則の通り昨日きのうこしらえておいたスープの中へ二、三百目位な雄鶏おんどりを丸のまま入れて塩をホンの少し加えて一時間ばかり湯煮ゆでる。
食道楽:秋の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
よく湯煮ゆだったらば一旦鶏を出してその汁で米を五勺ほどおかゆになるまで炊いて皿へ盛る時お粥の上へ鶏肉を載せ玉葱を添えて出します。
食道楽:冬の巻 (新字新仮名) / 村井弦斎(著)
小半日ばかり湯煮ゆにして、やわらかに煮あげ、それを里芋、牛蒡、焼豆腐と共に旨煮にこしらえて賞味したところ、山谷の匂い口中に漂って、風雅の趣を噛みしめた。
老狸伝 (新字新仮名) / 佐藤垢石(著)