“智力”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちりょく71.4%
ちりよく28.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夜ひとりでいるのは剣呑けんのんだというので、一晩ずつ三人の家を順に提供し合って、三人寄れば文殊もんじゅ智力ちりょく鼎坐ていざして夜を徹することにした。
魔像:新版大岡政談 (新字新仮名) / 林不忘(著)
智力ちりょくの点ではX号は人間以上である。いわゆる「超人ちょうじん」だった。そのかわり、人間らしい愛とか人情にはかけていた。それがおそろしいのである。
超人間X号 (新字新仮名) / 海野十三(著)
冷却れいきやくしてのち飛散ひさんするとすれば、高尚かうしやうなるほとんかみごと智力ちりよくそなへたる人間にんげんを、虚無きよむより造出つくりだすの必要ひつえうはない。さうしてあたかあざけるがごとくに、またひと粘土ねんどくわする必要ひつえうい。あゝ物質ぶつしつ新陳代謝しんちんたいしやよ。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
教会けうくわい草木さうもくまた動物どうぶつの如き自然物しぜんぶつにあらず、草木は時期じきさだめてはなむすび、小児せうに時期じき経過けいくわすれば成人せいじんして智力ちりよく啓発けいはつに至るべし、しかれども教会けうくわい人為的じんゐてきなり、復興ふくこうせんとほつせば明日めうにち
問答二三 (新字旧仮名) / 内村鑑三(著)