“菓”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
このみ25.0%
かし12.5%
くだ12.5%
くだもの12.5%
くわ12.5%
み12.5%
クダモノ12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
七三君は賢弟と南面(おもて)の間(ま)に弈(えき)して遊ばせ給ふ。掃守(かもり)傍(かたはら)に侍りて七四菓(このみ)を啗(くら)ふ。文四がもて来し大魚(まな)を見て、人々大いに感(め)でさせ給ふ。
小翠は笑って泣いている元豊を伴(つ)れて室(へや)へ入り、元豊の着物の上についた塵を払い、涙を拭き、敲かれた痕をもんでやったうえで、菓(かし)をやったので元豊はやっと笑い顔になった。
小翠 (新字新仮名) / 蒲 松齢(著)
づかしや女子(をんな)の身(み)不似合(ふにあひ)の菓(くだ)もの賣(う)りも一重(ひとへ)に活計(みすぎ)の爲(ため)のみならず便(たよ)りもがな尋(たづ)ねたやの一心(しん)なりしが縁(ゑに)しあやしく引(ひ)く方(かた)ありて不圖(ふと)呼(よ)び入(い)れられし黒塗塀(くろぬりべい)お勝手(かつて)もとに商(あきな)ひせし時(とき)後(あと)にて聞(き)けば御稽古(おけいこ)がへりとや孃(じやう)さまの乘(め)したる車(くるま)勢(いきほ)ひよく御門内(ごもんうち)へ引入(ひきい)るゝとて出(い)でんとする我(われ)と行違(ゆきちが)ひしが何(なに)に觸(ふ)れけん我(わ)がさしたる櫛車(くしくるま)の前(まへ)には
五月雨 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
汝(なんじ)らの地(ち)の穀物(こくもつ)を穫(かる)ときには汝等(なんじら)その田野(たはた)の隅々(すみずみ)までを尽(ことごと)く穫(かる)べからず亦(また)汝(なんじ)の穀物(こくもつ)の遺穂(おちぼ)を拾(ひろ)うべからずまた汝(なんじ)の菓樹園(くだものばたけ)の菓(くだもの)を取尽(とりつく)すべからずまた汝(なんじ)の菓樹園(くだものばたけ)に落(おち)たる菓(くだもの)を
聖家族 (新字新仮名) / 小山清(著)
掌上の菴摩羅(あんまら)菓(くわ)を視るが如くなるにあらずんば、是の如き説の當否を判ずること能はざる譯であるが、餘りに格套的に某の歳は某の氣行はるゝといふのは、信じ難くもあり、事實にも符し難い。
努力論 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)
教会(けうくわい)は草木(さうもく)又(また)は動物(どうぶつ)の如き自然物(しぜんぶつ)にあらず、草木は時期(じき)を定(さだ)めて花(はな)を有(も)ち菓(み)を結(むす)び、小児(せうに)は或(あ)る時期(じき)を経過(けいくわ)すれば成人(せいじん)して智力(ちりよく)の啓発(けいはつ)に至るべし、然(しか)れども教会(けうくわい)は人為的(じんゐてき)なり、復興(ふくこう)せんと欲(ほつ)せば明日(めうにち)
問答二三 (新字旧仮名) / 内村鑑三(著)
地上(ツチノウヘ)に堕(オ)ちて朽ちけむ 菓(クダモノ)の瓤(ウリワタ)くろめて、蟻のむらがる﹆
橘曙覧評伝 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)