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掃守
七三君は賢弟と南
面の
間に
弈して遊ばせ給ふ。
掃守傍に侍りて
七四菓を
啗ふ。文四がもて来し
大魚を見て、人々大いに
感でさせ給ふ。
掃守傍に
侍りて、
桃の
実の大なるを
啗ひつつ
三一弈の
手段を見る。漁父が
大魚を
携へ来るを
喜びて、
三二高杯に
盛りたる桃をあたへ、又
盃を給うて
三三三
献飲ましめ給ふ。
使
異しみながら彼の
館に
往きて、其の
由をいひ入れてうかがひ見るに、
主の助をはじめ、
令弟の十郎、
二八家の子
掃守など居めぐりて酒を酌みゐたる。師が詞のたがはぬを
奇とす。