“掃討”の読み方と例文
読み方割合
そうとう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「どうも、ゆゆしいことに相成りましたな。何せい、朝廷直々じきじき掃討そうとう軍ですら、たびたび打ち負かされて手を焼いているあいつらのこと」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
秀吉は、ここを尼子一党に預け、但馬たじま播磨はりま掃討そうとうを片づけると、ひとまず安土へ凱旋した。明けて天正六年の一月、湖南の春色は若かった。
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ひとつ将軍がここで、烏騅うすいをとり返す事のついでに、それらの賊徒をも掃討そうとうしてみませんか。さすれば、大いに、ちょうへおとりなしの儀もしよいと思うが
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)