“烏騅”の読み方と例文
読み方割合
うすい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「さきにあなたが盗まれた名馬烏騅うすいは、盗んだ桃花山の周通しゅうつうを納得させて、そこのとばりの外につないである。あらためてお返し申す」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
からくも、のがれえていた呼延灼こえんしゃくは、ただ一騎で、狂気したような名馬烏騅うすいの背にしがみついたまま何処へともなく馳けていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「やあ、それはわが輩から盗み取った名馬烏騅うすい太々ふてぶてしい盗賊めが。よくもしゃしゃアと出て来おッたな。覚悟しろ、人民の敵」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)