“烏騅(うすい)” の例文
「さきにあなたが盗まれた名馬烏騅(うすい)は、盗んだ桃花山の周通(しゅうつう)を納得させて、そこの幕(とばり)の外につないである。あらためてお返し申す」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
からくも、遁(のが)れえていた呼延灼(こえんしゃく)は、ただ一騎で、狂気したような名馬烏騅(うすい)の背にしがみついたまま何処へともなく馳けていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「やあ、それはわが輩から盗み取った名馬烏騅(うすい)。太々(ふてぶて)しい盗賊めが。よくも洒(しゃ)ア洒(しゃ)アと出て来おッたな。覚悟しろ、人民の敵」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)