“烏羽玉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うばたま77.4%
ぬばたま16.1%
うはたま3.2%
うばだま3.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
烏羽玉うばたまより黒い黒髪を、ひるみもなく、川水にひたし、また川水を一心に浴びて、そこから見える神居かみいの森へ、夜もすがら、てのひらをあわせていた。
剣の四君子:03 林崎甚助 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鼻のあたり薄痘痕うすいもありて、口を引窄ひきすぼむる癖あり。歯性悪ければとて常にくろめたるが、かかるをや烏羽玉ぬばたまともふべくほとん耀かがやくばかりにうるはし。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
「……あとには、園がうき思い、かかれとてしも烏羽玉うばだまの、……」
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)