“隅々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
すみずみ81.4%
すみ/″\10.5%
くまぐま5.8%
くま/″\1.2%
コーナアス1.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
不残のこらずずツと引込んで、座敷の隅々すみずみ片着かたづいて、右も左も見通しに、開放あけはなしの野原も急に広くなつたやうに思はれたと言ひます。
二世の契 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
これは、その濁つた、黄いろい光が、隅々すみ/″\に蜘蛛の巣をかけた天井裏に、ゆれながらうつつたので、すぐにそれと知れたのである。
羅生門 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
座敷の隅々くまぐまにも眼に立つようなちりのないのを見とどけて、彼女は更に縁側に出て、三足ばかりの庭下駄にわげたを踏石の上に行儀よく直した。
番町皿屋敷 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
who could tell? 地球の色んな隅々コーナアスから旧大陸の端のはし「ほるつがる・りすぼん港」へこうして次ぎつぎにタッチしていく貨物船の大商隊——ここには