番町皿屋敷ばんちょうさらやしき
「桜はよく咲いたのう」 二十四五歳かとも見える若い侍が麹町の山王の社頭の石段に立って、自分の頭の上に落ちかかって来るような花の雲を仰いだ。彼は深い編笠をかぶって、白柄の大小を横たえて、この頃流行る伊達羽織を腰に巻いて、袴の股立ちを高く取って …
作品に特徴的な語句
しゅう 退さが 血腥なまぐさ かか 三方みかた 隅々くまぐま いや 口入くにゅう いだ 裲襠かいどり 鬼奴おにやっこ あく 沙汰ざた 伝手つで にわ 猪首いのくび ゆる くも くら 長年ちょうねん あら 達引たてひき たく 白柄しろつか かな すぐ かな だれ たず しら 袈裟げさ 藤江ふじえ 思召おぼしめし 股立ももだ ほとん 溜池ためいけ あふ とどこお しか あお ただ 爪音つまおと 犇々ひしひし 狐狸こり きず 瑣細ささい おい 田町たまち 番町ばんちょう 疎匆そそう 病犬やまいぬ あと 癇癖かんぺき 白山はくさん 白粉おしろい しわ まゆ 真似まね 真弓まゆみ くら にら いか まぶた ろく 磔刑はりつけ たた 禿 とが 穿 やつ うかが 端下はした かさ はず あか 綺麗きれい 編笠あみがさ ののし うらや 聖天しょうでん さかな 遣瀬やるせ 釣瓶つるべ 鎌髭かまひげ
題名が同じ作品
番町皿屋敷 (新字旧仮名)岡本綺堂 (著)