“白柄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しらつか50.0%
しらえ25.0%
しろつか25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
中山の国分寺こくぶじの三門に、松明たいまつの火影が乱れて、大勢の人がみ入って来る。先に立ったのは、白柄しらつか薙刀なぎなた手挾たはさんだ、山椒大夫の息子三郎である。
山椒大夫 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
坂野四郎永覚さかのしろうようがくという剛の者、弓矢太刀とれば十五大寺に並ぶ者なしといわれていた勇猛な僧であったが、萌黄縅の鎧に黒糸縅の腹巻を重ね、帽子兜ぼうしかぶとに五枚兜のをしめ、白柄しらえの大長刀
彼は深い編笠あみがさをかぶって、白柄しろつかの大小を横たえて、この頃流行はや伊達羽織だてばおりを腰に巻いて、はかま股立ももだちを高く取っていた。
番町皿屋敷 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)