“白柄組”の読み方と例文
読み方割合
しらつかぐみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
はじめさんは「や、揚屋町のやつらが来やがった。」と云って、白柄組しらつかぐみの旗本を見かけた幡随院ばんずいいんの身内のような顔つきをした。
桜林 (新字新仮名) / 小山清(著)
白柄組しらつかぐみとか名を付けて、町人どもをおどしてあるく、水野十郎左衞門の仲間のお侍、青山播磨様と仰しやるのは、たしかあなたでごぜえましたね。
番町皿屋敷 (新字旧仮名) / 岡本綺堂(著)
なかなかの膂力りょりょくがあって、酒を飲んで興たけなわなる時は、神祇組じんぎぐみでも、白柄組しらつかぐみでも、向うに廻して喧嘩を辞せぬ勇気があり、また喧嘩にかけては、ほとんど無敵——というよりは
大菩薩峠:25 みちりやの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)