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嚇
ふりがな文庫
“嚇”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
おど
74.9%
おどか
10.8%
かっ
9.5%
かつ
1.4%
か
1.0%
くわつ
1.0%
くわツ
0.7%
かく
0.3%
カツ
0.3%
▼ 他 6 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
おど
(逆引き)
それは本道筋を離れた御法度の脇往来にひとしいものだ、左様心得て居らぬと飛んだ災難に遭わぬとも限らぬぞと暗に
嚇
(
おど
)
している。
紙魚こぼれ
(新字新仮名)
/
木暮理太郎
(著)
嚇(おど)の例文をもっと
(50作品+)
見る
おどか
(逆引き)
初め山道は麓の村落で
嚇
(
おどか
)
された程急ではないが、漸く
樵夫
(
きこり
)
の通う位の細道で、両側から
身長
(
みのたけ
)
よりも高き雑草で
蔽
(
おお
)
われている処もある。
本州横断 癇癪徒歩旅行
(新字新仮名)
/
押川春浪
(著)
嚇(おどか)の例文をもっと
(32作品)
見る
かっ
(逆引き)
彼は怒りのために
嚇
(
かっ
)
となり、つぶてのように駆けつけると、かよの上にのしかかっている蔵人の
衿
(
えり
)
を掴み、力まかせにひき起こした。
風流太平記
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
嚇(かっ)の例文をもっと
(28作品)
見る
▼ すべて表示
かつ
(逆引き)
近づいたナと思ふと、骨の髄までキリ/\と沁む様な、或る聴取り難き言葉、否、叫声が、
嚇
(
かつ
)
と許り自分の鼓膜を突いた。
葬列
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
嚇(かつ)の例文をもっと
(4作品)
見る
か
(逆引き)
呼ばれたものは表情のない
削
(
そ
)
げた
頬
(
ほお
)
をこちらに向けた。その手ごたえのない様子に彼女は
嚇
(
か
)
ッとするのだ。うすべりの耳をたたきつけて喚いた。
石狩川
(新字新仮名)
/
本庄陸男
(著)
嚇(か)の例文をもっと
(3作品)
見る
くわつ
(逆引き)
肩
(
かた
)
を
聳
(
そばだ
)
て、
前脚
(
まへあし
)
をスクと
立
(
た
)
てて、
耳
(
みゝ
)
が
其
(
そ
)
の
圓天井
(
まるてんじやう
)
へ
屆
(
とゞ
)
くかとして、
嚇
(
くわつ
)
と
大口
(
おほぐち
)
を
開
(
あ
)
けて、まがみは
遠
(
とほ
)
く
黒板
(
こくばん
)
に
呼吸
(
いき
)
を
吐
(
は
)
いた——
雪霊続記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
嚇(くわつ)の例文をもっと
(3作品)
見る
くわツ
(逆引き)
丁ど
颶風
(
ぐふう
)
でも來るやうな具合に、種々な考が種々の
象
(
かたち
)
になつて、ごた/\と一時にどツと
押寄
(
おしよ
)
せて來る………周三は
面喰
(
めんくら
)
つて
嚇
(
くわツ
)
となつてしまふ。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
嚇(くわツ)の例文をもっと
(2作品)
見る
かく
(逆引き)
「おのれ、長二ツ」と篠田は我と我が心を
大喝
(
だいかつ
)
叱咜
(
しつた
)
して、
嚇
(
かく
)
とばかり
眼
(
まなこ
)
を開けり、
重畳
(
ちようでふ
)
たる灰色の雲破れて、
武甲
(
ぶかふ
)
の高根、雪に輝く
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
嚇(かく)の例文をもっと
(1作品)
見る
カツ
(逆引き)
嚇
(
カツ
)
とした感情が、不思議に思はれた位に間もなく、くすぶつた。「もう憤る活気もないのか!」そんなことを思ふと、もう少しで笑ひ出すところだつた。
眠い一日
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
嚇(カツ)の例文をもっと
(1作品)
見る
嚇
常用漢字
中学
部首:⼝
17画
“嚇”を含む語句
威嚇
嚇々
嚇怒
威嚇的
脅嚇
畏嚇
嚇迫
大威嚇
嚇然
威嚇射撃
威嚇性
一嚇
恐嚇
犬嚇
猪嚇
畏嚇法
白痴嚇
脅嚇手段
鬼嚇
“嚇”のふりがなが多い著者
中里介山
岡本綺堂
国枝史郎
三遊亭円朝
柳田国男
石川啄木
谷崎潤一郎
中島敦
佐々木邦
海野十三