“武甲”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ぶこう66.7%
ぶかふ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
また、吾々山岳切支丹族のなかまは、その漂泊ひょうはくしてゆくところの武甲ぶこうの山や秩父の奥に、いくつもの耶蘇教会やそきょうかいをもっている。
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
もしこれに蜀を加えて、統治を施し、よく武甲ぶこうと仁政を以て固め、上に帝王を定むるならば、これこそ千年の基業を開くことができるに相違ない。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「おのれ、長二ツ」と篠田は我と我が心を大喝だいかつ叱咜しつたして、かくとばかりまなこを開けり、重畳ちようでふたる灰色の雲破れて、武甲ぶかふの高根、雪に輝く
火の柱 (新字旧仮名) / 木下尚江(著)