“甲州武士”の読み方と例文
読み方割合
こうしゅうぶし100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それでも甲州武士こうしゅうぶしかと思えば情けなさに涙がこぼれる。いざ! このうえはいさぎよく自害して、せめて最期さいごを清うし、末代まつだい未練みれんの名を残さぬようにいたすがよい
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
甲州武士こうしゅうぶしなどというせまい気持をすてて、まことの神州武士しんしゅうぶしとなるのだからいいじゃないか。われらの愛国あいこく甲斐かいではなくなった。日本にほんだ。かがやきのある神州しんしゅう扶桑ふそうの国だ
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)