“田舎武士”のいろいろな読み方と例文
旧字:田舍武士
読み方割合
いなかざむらい88.9%
いなかぶし11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ままよ、どうせ田舎武士いなかざむらいに作ってきた風体ふうてい、かまうものか、といった調子で、かれはズカリとそこへ入って
江戸三国志 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
そんな田舎武士いなかざむらいの心にも、好色的な風流気があって、美人を多く妻妾さいしょうとして集めたい望みを持っているのである。少弐家の姫君のことを大夫の監は聞きつけて
源氏物語:22 玉鬘 (新字新仮名) / 紫式部(著)
また奥州おうしゅうより出て来たあの田舎武士いなかぶしが、御大将おんたいしょうの眼前で晴れの武術を示すなど分に過ぎたる果報者かほうものだとうらやんだものもあったろう。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)