“田舎道”のいろいろな読み方と例文
旧字:田舍道
読み方割合
いなかみち96.4%
ゐなかみち3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やっと、かれは、その居酒屋いざかやからそとました。ふらふらとあるいて、まちはずれてから、さみしい田舎道いなかみちほうへとあるいていきました。
百姓の夢 (新字新仮名) / 小川未明(著)
自分の住まっている町から一里半余、石ころの田舎道いなかみちをゆられながらやっとねえさんのうちへ着いた。門の小流れの菖蒲しょうぶも雨にしおれている。
竜舌蘭 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
田舎道ゐなかみちのぼりつめたるかなたより馬車あかあかとかがやきて
雲母集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)