“田舎漢”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
いなかもの84.8%
ゐなかもの6.1%
えなかっぺえ3.0%
でんしゃかん3.0%
でんしやかん3.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ソコで其の片股かたももだけ買う事に決めて、相当のあたいを払い、もしも暇ならば遊びに来いと云うと、田舎漢いなかものの正直、其の夜再び出直して来た。
田舎漢ゐなかものに限ツて国自慢をすると同じやうなもんだ。俺達の方では大学の学士を雑種犬あひのこいぬと名づけてる。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
林「あはゝゝゝ何だか田舎漢えなかっぺえのいう事はちゃっとも解らねえものだなア、えゝお菊さん只今帰りました」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
レーリーの立派な仕事の楽屋にはこの忠実な田舎漢でんしゃかんのかくれていた事を記念したい。
レーリー卿(Lord Rayleigh) (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
実に田舎漢でんしやかんの京の門跡を始而見候より驚申候。但したくみときたな細工とを以組詰たるものにて、僕など三日も右之家に居候ものならば、大病に相成候事相違有之まじく被存候。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)