“ゐなかみち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
田舍路25.0%
田舍道25.0%
田舎路25.0%
田舎道25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
駕籠かごつてかうかとおもつたけれど、それも大層たいそうだし、長閑のどか春日和はるびよりを、麥畑むぎばたけうへ雲雀ひばりうたきつゝ、ひさりで旅人たびびとらしい脚絆きやはんあしはこぶのも面白おもしろからう、んの六ぐらゐの田舍路ゐなかみち
死刑 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
なんにんときとしては何萬人なんまんにんかずへられ、お賽錢さいせんだけでもなんゑんといふあがだかで、それにれていままではさびしかつた田舍道ゐなかみちに、のきならべる茶店ちやみせやら賣店ばいてんやら、これも新築しんちく三百餘軒よけんたつしたとは
夫人の考へでは、貧民といふのは百姓の事で、百姓の家さへ見たらどん底の生活くらしを見た事になるのだつた。自動車は狭い田舎路ゐなかみちつまつたので、二人は下におりた。
田舎道ゐなかみちのぼりつめたるかなたより馬車あかあかとかがやきて
雲母集 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)