くわツ)” の例文
丁ど颶風ぐふうでも來るやうな具合に、種々な考が種々のかたちになつて、ごた/\と一時にどツと押寄おしよせて來る………周三は面喰めんくらつてくわツとなつてしまふ。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
其の後の煖爐ストーブには、フツ/\音を立てなが石炭がさかんに燃えてゐる。それで此の室へ入るとくわツと上氣する位あツたかい。
解剖室 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)