“畏嚇”の読み方と例文
読み方割合
いかく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この程度の畏嚇いかくでまずよいとしたのであろうが、それにはまた若干の想像のつけ加わる余地があったのである。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
ムグラモチを驚かすつちの子の響き、肥桶こえおけのきしみ、これに付け加えた畏嚇いかくの語のごときは、北も南も一様に簡明であって、ただ奥羽・越後の諸県では凍った雪の上を
雪国の春 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
だから第二の仮定説としては、山人の大草履も自分のためには必要でないが、世人を畏嚇いかくする目的でわざわざこれを作り、なるべく見られやすいところにおいたものとも考えられぬことはない。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)