“黒板”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こくばん50.0%
ボールド30.0%
くろいた15.0%
ボオルド5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
黒板こくばんにつるした大きな黒い星座せいざの図の、上から下へ白くけぶった銀河帯ぎんがたいのようなところをしながら、みんなにいをかけました。
銀河鉄道の夜 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
ひとりこの抜き書きのみにとどまらず、自分は教師がよく黒板ボールドへ図解して示す絵図なども、そのまま直接教科書に書き入れておいた。
わが中学時代の勉強法 (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
糟谷獣医かすやじゅういは、去年のしつまってから、この外手町そとでまちしてきた。入り口は黒板くろいたべいの一部をりあけ、かたちばかりという門がまえだ。
老獣医 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
これがなければ学校へかよわれぬと言うのではない。科目は教師が黒板ボオルドに書いて教授するのを、筆記帳へ書取かきとって、事は足りたのであるが、みんなが持ってるから欲しくてならぬ。
国貞えがく (新字新仮名) / 泉鏡花(著)