“前脚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
まへあし57.1%
まえあし21.4%
あえあし7.1%
ぜんきゃく7.1%
まへ7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そして、ちよつといきれたやうな樣子やうすをすると、今度こんどはまたあたま前脚まへあしさかんうごかしながらかへしたつちあなした。
画家とセリセリス (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
あしは太く、折から一員の騎兵の通り合せ候が、兜形かぶとがたの軍帽のいただきより、つめの裏まで、全体唯その前脚まえあしうしろにかくれて、わずかこまの尾のさきのみ、此方こなたより見え申し候。
凱旋祭 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
かれは前脚あえあしで戸板をがりがりとひっかき、低くうなりつづけた。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
二十日、瑞暲と北宝とが前脚ぜんきゃくを挙げてあだかも相撲の如くして遊ぶを見てたのしめり。
関牧塲創業記事 (新字新仮名) / 関寛(著)
前脚まへかけて岸にをどるとく駒の尻毛がさばく渦の水玉
海阪 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)