“口入”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くちいれ52.2%
くちい30.4%
くにゅう17.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
手紙で知らして来た容子にると、その後も続いて沼南の世話になっていたらしく、中国辺の新聞記者となったのも沼南の口入くちいれなら
三十年前の島田沼南 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)
両国のすしやという口入くちいれ宿は、そうした事の世話をするからと頼んでくれたものがあった。すると口入宿ではめかけの口ではどうだといって来た。
明治美人伝 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
大杉が誰の口入くにゅうであったかまたどういう名目であったか知らぬが後藤子爵から若干金(タシカ三百円だと思った)を貰ったのは大杉自身から聞いている。
最後の大杉 (新字新仮名) / 内田魯庵(著)