“達引”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
たてひ64.7%
たてひき32.4%
たっぴき2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「果しまなこになると、お前でも少しは怖いよ。次第によつては、達引たてひいてやらないものでもないが、一體いくらぐらゐ欲しいんだ」
猛烈な達引たてひき鞘当さやあての中に、駒次郎が次第に頭をもたげ、町内の若い衆も、勝蔵も排斥して、お勢の愛を一人占めにして行く様子でした。
これは何か偶然の達引たっぴきか、そうでなければ、転んでも只は起きない例の筆法で、この一座のげい子、舞子、たいこ末社連のうちに
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)