“達磨茶屋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
だるまぢゃや80.0%
だるまぢやや20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
年は丁度二十はたち、十四、五の時から淫奔いたずらで、親の家を飛出し房州あたりの達磨茶屋だるまぢゃやを流れ歩いて、十八の暮から下谷へ出た。
あぢさゐ (新字新仮名) / 永井荷風(著)
やはり「お」の字のおかみの話によれば、元来この町の達磨茶屋だるまぢゃやの女は年々夷講えびすこうの晩になると、客をとらずに内輪うちわばかりで三味線しゃみせんいたり踊ったりする
温泉だより (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
それが田舎ゐなか達磨茶屋だるまぢややに売られて行くと云ふ、自分はそれを救はうと思へば、できないこともない、一人の女をむごたらしい運命から防いでやれる、大きなことだ、——なぞと
日本三文オペラ (新字旧仮名) / 武田麟太郎(著)