“水茶屋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みずぢゃや71.4%
みずちゃや14.3%
みづぢやや14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
顎十郎は、依然として無言のまま、先に立って弥太堀から横丁へ折れこみ、大きな料理屋のすじむかいの水茶屋(みずぢゃや)の中へ入ってゆく。
淋(さび)し気(げ)に馬上の身を旅合羽(たびがっぱ)にくるませたる旅人(たびびと)の後(あと)よりは、同じやうなる笠(かさ)冠(かむ)りし数人の旅人相前後しつつ茶汲女(ちゃくみおんな)の彳(たたず)みたる水茶屋(みずちゃや)の前を歩み行けり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
最(も)う、角(かど)の其(そ)の酒屋(さかや)に隔(へだ)てられて、此處(こゝ)からは見(み)えないが、山(やま)へ昇(のぼ)る坂下(さかした)に、崖(がけ)を絞(しぼ)る清水(しみづ)があつて、手桶(てをけ)に受(う)けて、眞桑(まくは)、西瓜(すゐくわ)などを冷(ひや)す水茶屋(みづぢやや)が二軒(けん)ばかりあつた……其(それ)も十年(ねん)一昔(ひとむかし)に成(な)る。
月夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)