“みずぢゃや”の漢字の書き方と例文
語句割合
水茶屋100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
福岡市外水茶屋みずぢゃやの何とかいう、気取った名前の裁縫女塾に通っていたが、その間には子供を生まなかったように見える。
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)
それにえあたしゃそこらにてた、れた草鞋わらじもおんなじような、水茶屋みずぢゃや茶汲ちゃくむすめ百夜ももよみちかよったとて、おまえって、昔話むかしばなしもかなうまい。
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
なるほど涼しい風は絶えず梢の間からき起って軽く人のたもとを動かすのに種彦もいつか門人らと並んで、思掛けない水茶屋みずぢゃや床几しょうぎに腰を下し草臥くたぶれあゆみを休ませた。
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)