“茶汲女”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちゃくみおんな77.8%
ちやくみをんな22.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それは当時、両国の水茶屋の茶汲女ちゃくみおんなの中でも、番付に載る人気者で、ガラッ八の八五郎も、一時は夢中になって、毎日通った相手だったのです。
お道さんが手拭を畳んでちょっと帯に挟んだ、茶汲女ちゃくみおんなという姿で、湯呑を片手に、半身で立ってわっしの方をましたがね。
唄立山心中一曲 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
それは當時、兩國の水茶屋の茶汲女ちやくみをんなの中でも、番附に載る人氣者で、ガラツ八の八五郎も、一時は夢中になつて、毎日通つた相手だつたのです。
それは殆んど悉く遊女とか茶汲女ちやくみをんなとか、精々お師匠さんくらゐが止りで、素人の娘が一枚繪になつて、繪草紙屋の店頭にブラ下がるといふことは、先づ前例のないことです。