“ちゃくみおんな”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
茶汲女87.5%
茶酌女12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さびに馬上の身を旅合羽たびがっぱにくるませたる旅人たびびとあとよりは、同じやうなるかさかむりし数人の旅人相前後しつつ茶汲女ちゃくみおんなたたずみたる水茶屋みずちゃやの前を歩み行けり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
「お濠ばたの石置場で、このあいだまで、茶汲女ちゃくみおんなをしていた娘を、おのれは、何処へ連れて行った。——いいや、空惚呆そらとぼけてもだめだ。なんじが隠したに相違ない」
宮本武蔵:07 二天の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
湯女ゆな遊女ゆうじょ、掛茶屋の茶酌女ちゃくみおんな等は、公然と多くの人に接しるから、美貌はすぐと拡まった。
明治美人伝 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)