“眞桑”の読み方と例文
新字:真桑
読み方割合
まくは100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
南瓜たうなすを、かぼちやとも、勿論もちろん南瓜たうなすともはずみなぼぶら。眞桑まくはを、美濃瓜みのうり奈良漬ならづけにする淺瓜あさうりを、堅瓜かたうり堅瓜かたうりあぢはひよし。
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
う、かど酒屋さかやへだてられて、此處こゝからはえないが、やまのぼ坂下さかしたに、がけしぼ清水しみづがあつて、手桶てをけけて、眞桑まくは西瓜すゐくわなどをひや水茶屋みづぢややが二けんばかりあつた……それも十ねん一昔ひとむかしる。
月夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)